現代ヨーロッパ論

2024後期

  • 授業の概要
    • 冷戦後のヨーロッパは、リベラル国際秩序に対して、どのような構えを取ってきたのか。今後、いかなる構えを取ろうとしているのか。冷戦期のヨーロッパ政治について基礎的な部分を解説しながら、ヨーロッパ統合の現在、イギリスの立ち位置、ドイツの来し方、フランスの願望について議論を重ねることで、リベラル国際秩序に対するヨーロッパの構えについて、講義全体を通じて考察していきたい。
  • 学習目的
    • 冷戦後ヨーロッパの30年について、政治史・国際政治史の観点から理解する。とくに、イギリス・ドイツ・フランスの国際政治および対外政策について、理解を深める。
    • ヨーロッパ統合の達成について、安全保障およびデモクラシーの両面から理解する。
  • テキスト
    • 臼井陽一郎・中村英俊編著(2023)『EUの世界戦略と「リベラル国際秩序」のゆくえ:ブレグジット、ウクライナ戦争の衝撃』明石書店。
  • 毎回の授業内容・予定
    • 第1回 導入① 現代ヨーロッパの時代区分。ドイツ問題・冷戦・統合
    • 第2回 導入② ヨーロッパの国際組織。CoE・NATO・OSCE・EU ※ 小レポート
    • 第3回 テキスト序章:リベラル国際秩序とヨーロッパ統合①
    • 第4回 テキスト序章:リベラル国際秩序とヨーロッパ統合②
    • 第5回 テキスト序章:リベラル国際秩序とヨーロッパ統合③    ※ 小レポート
    • 第6回 テキスト第1章:イギリス①
    • 第7回 テキスト第1章:イギリス②
    • 第8回 テキスト第1章:イギリス③                ※ 小レポート
    • 第9回 テキスト第2章:ドイツ①
    • 第10回  テキスト第2章:ドイツ②
    • 第11回   テキスト第2章:ドイツ③                 ※ 小レポート
    • 第12回   テキスト第3章:フランス①
    • 第13回   テキスト第3章:フランス②
    • 第14回   テキスト第3章:フランス③                ※ 小レポート
    • 第15回   授業全体のまとめ + 予備日
  • 最終レポート
    • 授業で取り上げたテキストの各章のうち一つ以上選んで要約のうえコメントを述べること。2000字以上。
  • 授業のレジュメ(PWは授業で教えます) ※ 作成中